肩の痛みから競技復帰へ。40代男性ボディビルダーのPRP療法による症例

本日は、当院でPRP(多血小板血漿)療法を受けられた、ある患者様の治療経過についてご紹介します。

症例紹介:高強度トレーニングによる肩関節周囲炎へのPRP療法

患者様情報: 40代男性、ボディビル競技歴18年
症状: 長年の高負荷トレーニングの蓄積による、右肩関節の可動域制限および日常生活における疼痛。
治療の経過: 本症例では、従来の保存療法では十分な改善が見られなかったため、患者様との相談の上でPRP(多血小板血漿)療法を選択。

当院では、本症例のように「手術を回避し、早期の競技復帰を目指したい」というアスリートの方に対しても、事前のインフォームドコンセントを徹底した上でPRP療法を提案しています。

PRP療法による組織修復のプロセス

PRP療法は、患者様ご自身の血液から抽出した血小板を高度に凝縮し、患部に注入することで、組織の修復を促す治療法です。ご自身の血液を用いるためリスクが低く、手術に比べて身体への負担を抑えられる点が特徴です。変形性関節症やスポーツによる関節トラブルなど、幅広いケースで検討される選択肢です。

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治療後、計画的なリハビリテーションを併用することで、肩関節の可動域および疼痛の改善が認められ、競技レベルのトレーニングを再開できる状態まで回復されました。

ご検討中の方へ

PRP療法は、手術を回避したい方や、従来の保存療法で十分な改善が得られなかった方にとって、有力な治療選択肢の一つとなります。
主なメリットは以下の通りです。

  • 組織修復効果:痛みを抑えるだけでなく、部位によっては組織修復そのものを促進する作用が期待されるため痛みの原因に対してアプローチする治療法といえます。
  • 副作用のリスクが低い: ご自身の血液を用いるため、免疫拒絶反応や重篤なアレルギーのリスクが非常に低いのが特徴です。
  • 注射のみで完結:組織の修復をサポートする作用が期待でき、治療は注射だけで完了します。入院は不要で、日帰りで受けられます。

自由診療(保険外診療)に関する重要事項

  • 標準的な費用: PRP療法(1回) 132,000円(税込) ※初診料・検査料等が別途かかる場合があります。
  • リスク・副作用: 注入部の痛み、腫れ、皮下出血、感染症のリスクがあります。自己血液を用いるため重篤な副作用は稀ですが、効果には個人差があり、全ての患者様に同様の結果を保証するものではありません。

肩の痛みでお悩みの方は、まずは適切な診断が必要です。お気軽に当院へご相談ください。

医師より

私たちは、単に痛みを取り除くことだけでなく、患者さんが目標とする生活や競技への復帰をサポートすることを大切にしています。今後も同じように悩みを抱える方々に対して、一人ひとりに合った治療を丁寧にご提案してまいります。

記事の執筆者

南雲 吉祥

NAG整形外科院長:南雲 吉祥
整形外科専門医、スポーツドクター。元は整形外科領域のがん治療医として活動。その後、米国で再生医療の研究に従事する。渡米中のケガをきっかけに、スポーツ医学の重要性を認識。帰国後、スポーツ外科医に転身する。
現在、アスリートを血液解析と再生医療を用いた医療技術でサポートする、「アスリートサポートプログラム」を展開中。紹介ページはこちら