肌荒れ改善注射とは?|白金台で肌荒れ改善注射ならNAG整形外科

肌荒れ改善注射の基本情報

本法は、パントテン酸(ビタミンB5)を血管内に注射する治療法です。肌治療の領域では古くから用いられている、信頼性の高い成分です。

どのように肌質改善に役立っていくか、一緒に見ていきましょう。

パントテン酸(ビタミンB5)の肌への影響

パントテン酸は脂質(脂肪酸)を分解し、体内のエネルギー産生に用いられるアセチルCoAと呼ばれる物質を作る際に使われます。以前はビタミンB5と呼ばれていました。水溶性のビタミンで、様々な食品中にコエンザイムA(補酵素A)として広く含まれます。食品から摂取すると、消化管でパントテン酸に消化され、体内に吸収されます。「パントテン」とははギリシャ語で、「どこにでもある」という意味があります。パントテン酸は、その名の通りいろいろな食品に含まれています。

肌質改善におけるパントテン酸の働き

パントテン酸は、皮膚や粘膜の維持、ストレスやアレルギーの炎症を抑える副腎皮質ホルモンの合成にも関わっています。副腎皮質ホルモンの自然分泌を促進する効果があることから、アトピー治療に用いられる場合もあります

尚、肌治療の内服薬として有名な「シナール」というお薬は、アスコルビン酸(ビタミンC)にパントテン酸を配合したものです。ビタミンCは、シミの原因となるメラニン色素の産生を抑えることでシミを薄くする働きがありますが、パントテン酸は、このアスコルビン酸の働きを高める作用があるとされています。ビタミンCは肌のコラーゲン産生を促進する為、肌のハリ、肌つやの改善効果も見込まれます。本注射では、肌のターンオーバーを促すビタミンB6を合わせて注射することで、この効果を強めています。

その他の働き

パントテン酸は体内のエネルギー産生に関わっている為、肥満リスクの改善に効果が期待できます。

また、パントテン酸により生成が促進される副腎皮質ホルモンは体内のストレス抵抗性に深く関わっていることから、ストレスを和らげ、イライラを予防する効果も期待できます。

施術の流れ

血管内への注射により投与を行います。1回の施術にかかる時間は数分程度です。

注射後は特に安静時間は必要なく、すぐにお帰り頂けます。

注射頻度

効果の体感には個人差がありますが、1週間に1回ほどの頻度で受けられることが一般的です。

パントテン酸注射の副作用と注意点

パントテン酸は水溶性ビタミンであり、過剰分は体外へ排出される為、過剰症による毒性の心配は少ないとされています。稀に、下痢などの消化器症状が見られる場合がありますが、一過性です。

妊娠中には過剰摂取となりやすく、胎児への影響が懸念される為、妊娠中の方はご利用頂けません。

NAG整形外科で肌荒れ改善注射をご希望の方は
下記よりご予約ください。

記事の執筆者

NAG整形外科院長:南雲 吉祥
整形外科専門医、スポーツドクター。元は整形外科領域のがん治療医として活動。その後、米国で再生医療の研究に従事する。渡米中のケガをきっかけに、スポーツ医学の重要性を認識。帰国後、スポーツ外科医に転身する。現在、アスリートを血液解析と再生医療を用いた医療技術でサポートする、「アスリートサポートプログラム」を展開中。紹介ページはこちら